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大学へ進学する前に

大学へ進学する前に、大学というところは、昔はどうだったのか、今はどうなっているのかということを理解しておくことは、決して無駄なことではないでしょう。まず、日本で大学という言葉が使われたのは、明治三年(一八七〇年)二月の「大学規則」です。この場合の大学規則というのは、教育行政機関(今の文部科学省にあたるもの)を兼ねそなえた「文部省兼教育機関」であります。そして、わが国最初の東京大学ができたのが、明治十年四月十二日の布達によってでした。明治時代には、東大をはじめ、今の東京六大学や関西の同志社などが誕生しています。明治、大正、昭和と、時代とともに大学の数も増加していきました。大学生の数も、もちろん多くなりました。

声を出して本を読む練習

音読とは声を出して本を読む練習で、読み書き力のもっとも基礎的な訓練です。これは「文章を文や文節の単位で把握すること」が目的ですから、聞き手が不自然さを感じない読み方ができれば十分で、なにも感情をこめた朗読をめざす必要はありません。たとえば「むかしむかしあるところに(昔々ある所に)……」という文を「むか/しむか/しあると/ころに……」と変な切り方で読んだり、「む/か/し/む/か/し/あ/る/と/こ/ろ/に……」のように文字発音の羅列にならなければ大丈夫です。これを毎日一〇分程度(音読は意外と疲れます)、学校の教科書を使って練習しましょう。ただし、あまり長期間練習する必要はありません。聞き手に文章内容が伝わる読み方ができれば音読は完了ですから、数週間も練習すれば卒業できると思います。

知識の吸収に必要不可欠

記憶や覚えさせることは読み・書きにとどまらず、理科でも社会でも必要なことです。いわゆる暗記型の教育が小学校ではベースになると考えてよいでしょう。問題は国語教育です。日本の教育においては、小学生(高学年)を含む子どもに対して、詩や小説を読ませたりして、その心情を理解させることが大切だという発想があります。いわゆる文系的な発想です。子どもでも心情がわからなければいけないということですが、しかしながら社会に出てから、あるいはレベルの高い学問をするときに必要とされるのは、圧倒的に論文や解説文の読解力です。理論的な文章を読み、科学的な解説文を理解できる、こうした読解力は新聞や雑誌、学術書を読む能力を考えたときに、知識の吸収に必要不可欠のものです。